アジア太平洋、軟着陸の見込み高まる インフレ低下で=IMF

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(VOVWORLD) - IMFは、地域の成長率が昨年の5%から今年は4.5%、2025年には4.3%に鈍化すると予測しています。
アジア太平洋、軟着陸の見込み高まる インフレ低下で=IMF - ảnh 1インド・チェンナイの市場で買い物をする人々=AFP/TTXVN

4月30日、IMF=国際通貨基金は3、アジア太平洋地域について、今後2年間で成長率が鈍化する見込みであると発表しましたが、急速なディスインフレと安定した成長により、ソフトランディング(軟着陸)が実現できる可能性があるとの見解を示しました。

IMFは、地域の成長率が昨年の5%から今年は4.5%、2025年には4.3%に鈍化すると予測しています。中国の構造的な減速や中東やウクライナの紛争による商品価格変動や貿易混乱の影響が、地域の成長率鈍化の主因となると指摘しました。

また、IMFは中国の成長率が2023年の5.2%から今年は4.6%に減速し、2025年には4.1%になると予測しています。しかし、短期的なリスクは上下でほぼ均衡しているとの見方を示しました。

インフレ圧力の後退とそれに伴う早期の金融緩和期待により、アジアと世界全体でソフトランディングの見通しが高まったとし、IMFのアジア太平洋局長であるクリシュナ・スリニバーサン氏は、地域経済見通し報告書の発表後、「FRB=アメリカ連邦準備理事会の動きに縛られ過ぎることなく、国内インフレ動向に目を向けるべきだ」と指摘しました。

また、「アジア諸国は金融面での摩擦が少なく、マクロ面のファンダメンタルズ(基礎的条件)と制度的枠組みが改善されているため、為替相場の変動に対処しやすい状況にある。為替相場を今後も衝撃に対する緩衝材として機能させるべきだ」と述べました。(ロイター)

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